【太陽光発電業者】営農型太陽光発電とは？静岡・浜松での工事はお任せ

営農型太陽光発電について

営農型太陽光発電とは、農地に支柱を立て、上の部分に太陽光発電設備を設置する方法です。地面から数メートルの高さに支柱を立てることで、下の部分で農業を続けられます。農業だけでなく発電も行うことで、両方の収入を得ることが可能です。

営農型太陽光発電の下部農地で育てられている農作物は、小松菜や白菜、カボチャなど野菜が多い傾向です。その他にも、観葉植物や果物など様々な農作物が育てられています。静岡県では、放置された茶畑を活用して、抹茶用の茶の栽培に加えて、営農型太陽光発電を導入したという事例があります。

営農型太陽光発電の導入状況について

営農型太陽光発電の歴史を紐解くと、2004年に農機具メーカーのエンジニアであった長島彬氏が光飽和点の理論をもとにシステムを考案・特許を出願し、普及のために特許を無償で公開したことに遡ります。

当時はまだ太陽光パネルが高価格で、建設・運用コストに見合う売電収益を得ることが難しいという状況でした。数年後にFIT制度がスタートしたことにより、農地に太陽光パネルを導入することが増えてきました。

歴史としてはまだ浅いですが、営農型太陽光発電を設置するために必要な農地転用の許可件数は徐々に増えています。農林水産省によると平成25年度の許可件数は102件でしたが、令和2年度には779件と約7倍になっており、多くの農家で営農型太陽光発電が導入されています。

営農型と農地転用型の違い

農地転用型とは、使用されていない農地に太陽光パネルを設置する方法のことです。一方で、営農型は農業と太陽光発電を同時に行うことが可能な方法です。

農地転用型は、農地の全てに太陽光発電システムを設置しますので、営農型に比べると発電量が多いことが大きなメリットです。その他にも、高齢化や後継者不足などが原因で利用されていない農地を有効活用できることも、メリットとして挙げられます。

しかし、先進国の中で食糧自給率が低い日本において、農地転用型太陽光発電の導入により農地が少なくなれば、さらに食料自給率が低下する可能性があります。このような状況を改善できる方法が、営農型太陽光発電なのです。

営農型と農地転用型の比較ポイント

営農型と農地転用型のどちらを導入するか迷っている場合は、以下の2点をもとに検討することをおすすめします。

• 今後農業を続ける可能性があるか
• 農地転用ができるかどうか

今後農業を続けたい場合は、農業と太陽光発電を同時に行える営農型がおすすめです。また、農業を続ける気がないけれど、農地転用許可が通らなかった場合には、農地を別の人に託して営農型を選択することが可能です。

今後農業は続ける気はなく、かつ農地転用が許可された場合には、農地転用型を選択するとよいでしょう。

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